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2012 年度 実施状況報告書

向老期知的障害者家族の安寧な日常生活のためのサポートプログラムの開発的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23530789
研究機関関西福祉科学大学

研究代表者

得津 愼子  関西福祉科学大学, 社会福祉学部, 教授 (50309382)

キーワード家族レジリエンス / 家族アセスメント / 向老期 / 知的障害者家族 / 中途障害者家族 / TEM / M-GTA
研究概要

1. 引き続きレジリエンス文献研究と、家族システム論、家族アセスメント、家族ソーシャルワーク、研究法などに関する内外の文献研究を行い、レジリエンス概念が、現代のソーシャルワーク理論に通低する本質的な概念であることについてシステム論的考察を深めた。
2. 聞き取り調査 ①向老期の知的障害者家族の聞き取り調査(2回目)を行った。M-GTA(Modified Grounded Approach)で分析を進め、実証性担保のためのグループスーパービジョンを受け、一層の分析を進めている。②中途障害者家族の系時的聞き取り調査のプロセス分析を複線径路・等至性モデル(TEM Trajectory Equifinality Model)で行った。
これらは現在分析中であるが、向老期を迎え家族周期上も大きく変化していた聞き取り対象家族が、安定していること、社会資源の影響性の大きさなどが仮定され、それをアンケート項目に反映し、今後も分析を進めていく。
3.質問紙による量的調査のための質問紙の作成した。
これら1。ー3。の成果として、家族中心ソーシャルワークやソーシャルワークにおいてレジリエンス概念の援用が有用であることについて考察が深まった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

聞き取り調査の実施を、調査間の期間を適正にするために24年度実施することとしたために、質問紙調査作成が24年度となり、実施が25年度予定となった。
また、中途障害者家族の聞き取り調査が、ご家族と仲介者の時間調整の関係から25年度実施となったことなどによる。

今後の研究の推進方策

1。系時的聞き取り調査については、知的障害者家族の聞き取り調査の結果の分析と、中途障害者家族の聞き取り調査(#04)実施とTEMによる結果の分析を進めていく。
2. 質問紙による量的調査の実施と結果の分析をする。
3.結果のまとめと成果発表

次年度の研究費の使用計画

量的調査費用(印刷費、通信費など)、調査補助(テープ起こし、データ整理)、調査の分析データ処理や調査分析スーパービジョンのために専門的知識の供与などに使用。
研究成果の発表と情報交換、調査打ち合わせのため海外学会参加費及び渡航費用などに使用。
その他報告書印刷費、通信費、文献、書籍、AO関係消耗品費、データ分析用コンピューターなどに支出予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [学会発表] 向老期を迎えた中途障害者家族に見る家族レジリエンス- 複線径路・等至性モデル(TEM)による家族プロセス分析 -2013

    • 著者名/発表者名
      得津愼子
    • 学会等名
      日本社会福祉学会第61回大会
    • 発表場所
      北星大学
    • 年月日
      20130921-20130922
  • [図書] 「レジリエンス」『家族療法』2013

    • 著者名/発表者名
      得津愼子
    • 総ページ数
      5
    • 出版者
      金剛出版
  • [図書] 「家族ソーシャルワークと女性福祉」『家族福祉』2013

    • 著者名/発表者名
      得津愼子
    • 総ページ数
      6
    • 出版者
      金剛出版

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公開日: 2014-07-24  

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