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2011 年度 実施状況報告書

医療・介護の複合型経営に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23530802
研究機関淑徳短期大学

研究代表者

三田寺 裕治  淑徳短期大学, その他部局等, 准教授 (50341889)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード医療経営 / 介護経営 / 複合化 / 複合体 / 経営効果
研究概要

研究初年度である23年度は、研究の基礎作業として、医療法人等における複合化及びその経営効果に関する文献研究と資料整理による知見の整理・考察を行った。医療・介護分野の複合化に関する先行研究は蓄積が少ないため、医療法人や社会福祉法人等の非営利法人を対象とした先行研究のみならず、企業等の営利法人における複合化に関する文献についても整理し、複合化の概念や定義、複合化の類型及び経営効果について整理した。また、本年度は医療法人の理事長、介護老人福祉施設の施設長、介護事業を展開する企業の経営責任者等を対象にインタビュー調査を実施した。具体的な調査内容は、医療法人等における複合化のパターン、複合化した動機、複合化の外的・内的誘因、同一法人内関連施設保有状況、グループ関連施設の状況、法人の財務状況、複合化による人材配置の効率化、施設・設備の効率的利用状況、薬剤・医療機器等の調達上のメリット、平均在院日数、前方・後方連携状況、患者・利用者情報の一元管理及び戦略的情報活用状況などである。なお、複合型を志向しない単独型の法人に対しては複合化しない理由及び今後の複合化の予定について調査した。さらに、本年度は平成24年度実施予定の量的調査の準備作業として、調査対象法人の選定、重複送付回避のための名寄せ処理及び調査協力依頼状の作成を行うとともに、量的調査のための分析枠組みの検討、概念の操作化・変数化、調査項目の精緻化等を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の研究計画に則り、複合化及びその経営効果に関する国内外の文献収集・考察を行うとともに、医療法人や社会福祉法人等に対してインタビュー調査を遂行した。

今後の研究の推進方策

本年度は、インタビュー調査に基づいた質的研究を行ったが、次年度においてもインタビュー調査を継続実施し、分析を深める予定である。また、当初の研究計画に従って量的調査を実施し、医療法人等における複合化及びその経営効果について多角的に検討する予定である。

次年度の研究費の使用計画

次年度は、医療法人等における複合化及びその経営効果を多角的に検討するために、量的調査を実施する。研究費は主に、調査票や調査依頼文書の印刷費、封筒の購入、通信費(調査票の送付、返送用切手代等)、データ入力費に使用する予定である。また、次年度においても、医療法人や社会福祉法人等に対するインタビュー調査を継続実施するため、旅費、謝金等を使用する予定である。

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公開日: 2013-07-10  

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