研究課題/領域番号 |
23530812
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
高木 英至 埼玉大学, 教養学部, 教授 (20163165)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | シミュレーション / 計算モデル / 対人関係 / 恋愛関係 |
研究概要 |
本年度は主として文献研究を進めた。まず対人関係分野については、主要な学術雑誌に近年掲載された論文を読み、現状で累積された知見を概ね把握した。著作に関しては、主要な箇所を調べ、確認を勧めた。また、シミュレーションにかかわる文献については、Artificial societies 系列の文献を中心に現状のプログラミングの様式について情報を得た。 次に、シミュレーションのための基本モデルの設計を進めた。今直面している問題は、これまでのようにエージェントのパラメータをすべてメモリに収めて稼働させたとき、メモリの制限によってエージェント数を少なく抑える必要があることであった。しかし計算上の進化を群別に行うために、エージェント数を大きくする必要がある。そこで、エージェントが持つパラメータはエージェントごとにファイルにしてハードディスクに収め、プログラム実行中は、アクティヴになったエージェント(原則として1エージェント)のパラメータだけをメモリに呼び出すように設計し直した。この方式によってモデルに登場するエージェント数を多くすることができるが、この変更に伴ってプログラムを全面的に書き変える必要が生じ、そのために時間を費やすこととなった。 上記の作業に伴ってプログラミング(コード化)を進めた。が、現状では、シミュレーションを単発的に試行する段階であり、希望的に目指していた予備シミュレーションの実施には至らなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定していた文献研究と基本モデルの見直しは一応達成でき、またコード化も予定通り開始しているため。
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今後の研究の推進方策 |
予定通り、平成24年度も文献研究を継続しつつ、実際のシミュレーションモデルの作成に入る。年度後半からいくつかのシミュレーション実施に入る予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
文献を購入するほか、シミュレーション実施に適したワークステーション型のPCを購入する。また、研究成果も出始めるので、成果の公表のため旅費を使用する。
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