研究課題
基盤研究(C)
人は、格差や不平等など不条理な現実に直面すると、相補的世界観を喚起させ、平等幻想を生成することによって現行の社会システムを正当化することが知られている。本研究は、このような心理過程が環境に対する個人の統制感覚が低減しているとき起こりやすいことを検証することを目的とした。大学生を対象とするシナリオを用いた質問紙実験と社会人を対象とするWEB調査を実施したところ、概ね、予測を支持する結果が得られた。
社会心理学