子どもたちの支えあいを育むピア・サポート実践が、海外の実践を参考にしつつ日本国内でも工夫され多様化している。本研究では、多様なピア・サポート実践の評価において、それぞれの実践群が互いに他の実践の対照群となることによって、対照群を設定する労力やためらいを低減する目的で案出した「相互対照群モデル」による評価を行った。最終結果は未公開のためにここには提示しないが、ピア・サポートを含む最先端のいじめ対策である、フィンランドのキヴァ・プログラムの実践導入を行うなかで、実践上の検討事項を明確にし、評価項目も新たに作成した。
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