今後の研究の推進方策 |
H25年度使用額は1,499,247であるが、この研究費を残した理由は上記自己点検評価で述べたとおり、海外及び国内調査をH25年度にも予定したためである。そこでその計画も含めたH25年度の研究計画を以下にまとめる。 1、子どもの図像・映像資料の収集: 国内外のアーカイブス機関に赴き、閲覧、複写可能な資料をデータ化する。検討課題1の社会、文化、歴史的な子どもの図像・映像資料を得るため、英国と米国の拠点に出張する。海外出張1(H25年6月1週間)英国王立人類学協会(RAI)図書館所蔵の映像資料の閲覧およびエディンバラにおける13回RAI映像祭参加、スコットランド国立博物館の絵画、映像資料閲覧。海外出張2(H25年8月1週間)資料閲覧・複写のためにコロンビア大学図書館におもむき、さらに南カリフォルニア大学映像文化人類学センターの所蔵資料を閲覧する。海外出張3(H25年11月1週間)米国シカゴでのアメリカ文化人類学会映像文化人類学会議、倫理委員会ワークショップに参加する。 2、子どもを巡る映像実践に関するフィールド研究(継続中):上記1の資料と比較検討するために、現代の映像実践を縦断、横断的に把握する。(1)育児ブログの縦断観察、(2)育児漫画、育児映画、子ども対象の写真、育児日誌の分析。(1),(2)ともに、映像作者である観察協力者や専門家に、映像利用および子ども・発達・育児観のインタビュー調査を行う。調査補助と、分析補助を学生に依頼する。H24年度の分析から出てきた映像の特性を、発達・育児観と関連付ける仮説を構築し、H25年度以降は縦断資料の蓄積と分析に重点を置き、カテゴリの精錬によって、映像と発達の関係の理論化を目指す。成果は国内学会で発表するほか論文化する。さらに、映像実践に伴う倫理の問題について、ガイドラインを作成する。
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次年度の研究費の使用計画 |
H25年度使用額は1,499,247、および平成25年度請求額:600,000円である、この研究費を残した理由は上記自己点検評価で述べたとおり、海外及び国内調査をH25年度にも予定したためである。そこでその計画も含めたH25年度の研究費使用計画を以下にまとめる。 1、物品費:(1)図書映像資料として、子どもの図像関連図書、映像分析関連図書、子どもの歴史関連図書、子どもの写真集、子どもの既成映画DVD、映像圧縮編集保存委託費(2)映像関連機器として、映像分析用パソコン関連機器、映像記録用デジタルビデオカメラ関連機器。ビデオ関連消耗品、プリンター関係消耗品、パソコン関連消耗品。(1)(2)合計概算600,000円 2、旅費:海外学資料情報収集に関わる交通費(3往復)、宿泊費、資料収集費。国内学会および資料収集に関わる交通費、宿泊費、資料収集費。概算1,200,000円 3、人件費・謝金として、国内調査補助、資料整理、映像分析補助、専門的知識の提供。概算200,000円 4、その他として、交通費、資料複写費、映像関連施設図書館年会。概算100,000円。以上である。
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