研究課題/領域番号 |
23530886
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研究機関 | 独立行政法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
小泉 智恵 独立行政法人国立成育医療研究センター, 母性医療診療部, 臨床研究員 (50392478)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 不妊 / 生殖医療 / 生涯発達 / 人格発達 / 夫婦関係 |
研究概要 |
本研究は、平成20-22年度科学研究費(基盤研究C)で不妊治療中(参加当時)の夫婦318人を対象としてさらに追跡調査をおこない、不妊治療中、不妊治療後子なしまたは不妊治療後妊娠というライフコースの違いをコントロールしたうえで生涯発達の定性的な違いを明らかにすることを目的としている。 今年度は交付申請書をもとに、先行研究や最新の生殖医療の情報を整理し、研究計画を立案し、調査手順を明確にし、調査票(不妊治療中版、不妊終了後子なし版、不妊終了後妊娠版)を作成した。それらについて当センター倫理委員会で倫理審査を受けた。その経緯で、平成20-22年度の調査データは前所属の独立行政法人国立精神・神経医療研究センターに所属しているため、データを当センターに移動して当センターで追跡調査を実施する手続きが必要となった。データ移動の研究計画を立案し、データ移動の説明書と同意書、研究についてのニューズレターなどを作成し、独立行政法人国立精神・神経医療研究センターの倫理委員会に提出して倫理審査を受け、3月30日付で承認を得た。次年度は承認されたデータ移動の研究計画を実行し、早急にデータを移動し、それと並行して当センターの倫理審査の承認を得て、実質的な追跡調査をおこなっていく。 今年度の研究成果としては、研究を計画するためにおこなった先行研究や最新の生殖医療の情報を整理について、日本家族心理学会第28回大会で発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
交付申請書に記載した研究計画について倫理審査を受けていた途中で、使用データが前所属の独立行政法人国立精神・神経医療研究センターに所属しているためにデータを当センターに移動して当センターで追跡調査を実施する手続きが必要となった。 そのため、データ移動の研究計画を立案し、データ移動の説明書と同意書、研究についてのニューズレターなどを作成し、独立行政法人国立精神・神経医療研究センターの倫理委員会に提出して倫理審査を受け、3月30日付で承認を得た。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、独立行政法人国立精神・神経医療研究センターからデータを当センターに移動する手続きを行う。データ移動の説明書と同意書、研究についてのニューズレターなどはすでに独立行政法人国立精神・神経医療研究センターの倫理委員会で承認された。それらを調査参加者に送付し、同意書によって同意を得る。倫理的な手続きや知的財産権の問題について独立行政法人国立精神・神経医療研究センターと当センターの倫理委員会に確認しながら早急にデータを移動する。 それと並行して、交付申請書に記載した研究計画については当センターの倫理審査の途中なので、速やかに倫理審査の承認を得て、次年度後半は実質的な追跡調査を精力的におこなっていく。
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次年度の研究費の使用計画 |
質問紙調査、面接調査を実施するために、調査票などの印刷費、通信費、消耗品費(文具)、調査出張のための国内旅費、謝金が必要となる。特に調査参加者を継続して獲得しておくために、調査参加に対する謝金・謝礼や調査結果のニューズレターの発行などのための印刷費と通信費が必要となる。
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