平成25年度における臨床研究では,慢性疼痛患者への動作法適用の7事例を用いた疼痛緩和効果について,研究分担者の佐藤英俊氏とスウェーデンのカロリンスカ研究所の客員教授である吉武尚氏との共同発表として第13回ヨーロッパ心理学会(スウェーデン・ストックホルム)においてポスター発表を行った。また,第13回ヨーロッパ心理学会での発表内容を加筆修正し,英語論文の専門校正を受け,共同演者とともに国際学会誌への投稿準備中である。また,基礎研究として三次元動作解析装置を用いた研究を行い,日本リハビリテイション心理学会にて2演題の発表を行った。 さらに,本研究課題との関連領域としてがん患者の悪液質の問題について日本緩和医療学会にてシンポジストとして疼痛マネジメントと共通する悪液質との関連について述べ,動作法を用いたマネジメント理論について緩和医療の専門家と議論する機会を得た。
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