研究課題
基盤研究(C)
視覚的認識メカニズム解明の重要性は言うまでもないが、言語を使用する人間が書き言葉を認識するメカニズムには他の視覚的対象の理解と比較して異なる点があるのであろうか。このことを明らかにするために,言語刺激とその他の視覚刺激の認知過程を、同じ研究方法を用いて実験心理学的に研究することが本研究の目的である。視野闘争の瞬間提示法と瞬間的要約意味抽出課題という二つの方法によって検討した結果、文字や単語、ヒトの顔など我々が十分に学習した視覚的刺激の処理には、視覚系の比較的初期の段階ですでに他の刺激にはない処理過程が関与している可能性が示された。その過程につき今後さらに詳細な実証的、理論的研究が必要である。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (16件) 備考 (1件)
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