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2012 年度 実施状況報告書

漢字二字熟語間の意味的関連性に関するデータベースの構築

研究課題

研究課題/領域番号 23530966
研究機関広島修道大学

研究代表者

増田 尚史  広島修道大学, 人文学部, 教授 (90335018)

研究分担者 T・A Joyce  多摩大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20418677)
小河 妙子  東海学院大学, 人間関係学部, 准教授 (30434517)
川上 正浩  大阪樟蔭女子大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40242789)
藤田 知加子  南山大学, 人文学部, 准教授 (70300184)
キーワード漢字二字熟語 / 意味的透明性 / データベース
研究概要

平成24年度には,まず前年度に選定した漢字二字熟語10,015語について,インターネット経由で調査(オンラインアンケート)を実施するために,「研究実施計画」に記載した通り,ウェッブ調査会社に委託すべく昨年度に引き続き検討したが,本研究資金で賄うことが難しいことが判明した。そこでウェッブ調査作成ツール提供会社によるツールを使用してプログラム作成を試みたが,企図している調査手続きを実施することが難しいことが判明した。そこで,オンライン・アンケート・システムを本研究グループ自ら作成した。このシステムは投入するデータを変えることにより,本研究のように大量の項目に関する他の調査も可能な汎用性の高いプログラムとなっている。このシステムを用いて,研究代表者および分担者の所属機関の大学生に協力を仰ぎ,熟語の意味とその構成要素である漢字の意味との関連性(=意味的透明性)について評定を求めた。現在も,データを収集しつつある状況である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初は,インターネット経由での調査をウェッブ調査会社に委託して実施することを予定しており,これについて昨年度に引き続き検討したが,本研究費による支出可能な金額との関係上,調査項目数や調査協力者数が想定していた以上に制約されることが判明した。そこで,ウェッブ調査フォームの作成を支援する会社が提供しているツールを使用してプログラムを作成することを試みたが,大量の項目(単語)を扱いやそれらを無作為な順序で提示することが難しいことが判明した。そこで,外部の業者に委託せず自力でオンライン・アンケート・システムを構築するための方策を検討せざるを得ず,最終的に汎用性の高いシステムを構築するのに時間を要した。その結果,当初の予定よりも時間的にやや遅れている。

今後の研究の推進方策

汎用性の高いオンライン・アンケート・システムの構築が終わり,現在,研究代表者および分担者の所属機関の大学生に協力を仰ぎ,熟語の意味とその構成要素である漢字の意味との関連性(=意味的透明性)について評定を求めているところである。このシステムによって,容易に多数の協力者からのデータを得られるので,これにより遅れを取り戻す。

次年度の研究費の使用計画

引き続き,大学生に対して,意味的透明性の評定を行なわせるので,調査協力の謝金として,主な研究費を使用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] メンタル・レキシコン研究(XVI):漢字二字熟語の意味的透明性のデータベース構築に向けて2012

    • 著者名/発表者名
      増田尚史・Terry Joyce・小河妙子・藤田知加子・川上正浩
    • 学会等名
      日本心理学会第76回大会
    • 発表場所
      専修大学
    • 年月日
      20120911-20120913
  • [学会発表] 漢字の音韻処理再考:構成部品に着目した検討2012

    • 著者名/発表者名
      増田尚史
    • 学会等名
      第15回認知神経心理学研究会
    • 発表場所
      東京都板橋区立文化会館
    • 年月日
      20120804-20120805
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-24  

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