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2013 年度 実施状況報告書

小中一貫教育における地域連携を基盤とした総合的学習カリキュラムの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 23530977
研究機関岩手大学

研究代表者

田代 高章  岩手大学, 教育学部, 教授 (70294486)

キーワード総合学習 / 小中連携・一貫 / カリキュラム開発 / 地域課題
研究概要

平成25年度は、小中連携・一貫教育における地域課題解決型の総合学習カリキュラムの効果的な開発と検証についての3年目の研究にあたる。
本年度は、実践協力校の一つである青森県東通村立東通学園の「東通科」の実践内容について、継続的に、その成果と課題の検証を中心に取り組んだ。その成果の一部について、平成25年8月に開催された教育学会第72回大会(於:一橋大学)の自由研究において発表した。
また、関連学会の紀要・各大学紀要等の研究論文や雑誌論文など、公立学校における総合的な学習に関する小中連携・一貫教育の研究文献・研究論文の収集にも継続的に努めるとともに、全国的な研究動向および実践動向を把握するため、先に掲げた日本教育学会大会の他、日本教育方法学会大会、東北教育実践・経営学会定例研究会、第8回小中一貫教育全国サミットinつくば、東京都武蔵村山市等における情報収集、および、岩手県内の総合的な学習に関する小中連携・一貫教育を推進する事例等に関する情報収集に努めた。
それらのうち、地域の独自の課題を抱える青森県東通村立東通学園の「東通科」の事例を取り上げながら、公立学校における総合的な学習の小中連携・一貫教育に関する成果と課題について、学校カリキュラムの視点、教職員の意識を含めた学校体制のあり方の視点、学校と地域の協力体制の視点などから、その成果の一部をまとめ、岩手大学教育学部附属教育実践総合センター紀要に投稿発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

総合的な学習に関する公立小中連携・一貫教育の研究文献・論文資料等は当初の予定に即して集められているが、実践動向の情報収集に関しては、実践協力校の一つとして訪問を予定していた青森県三戸町立三戸学園の「立志科」についての調査研究が、諸般の事情により十分に実施できていない。また、岩手県内の公立学校における小中一貫教育の現状を踏まえた総合学習カリキュラムの成果・検証をより深めていく必要がある。
これらの点を勘案して、当初の研究目的に比して、達成度については、やや遅れていると判断した。

今後の研究の推進方策

青森県三戸町立三戸学園の「立志科」についての実践上の成果と課題について、訪問研究を実施する。県内外の小中連携・一貫教育校について、総合学習カリキュラムの側面に限定した実践情報の収集に努めるとともに、収集した情報の分析・検証を行う。それらの成果を各種研究会・報告書等でまとめ、発表していく。

次年度の研究費の使用計画

研究当初に予定していた実践研究対象校の一つである青森県三戸町立三戸学園への訪問調査が実施できず、それにあてる旅費や研究経費を中心に未使用額が生じた。またそれに関連して、研究成果をまとめて発表する際の、協力者や大学院生等に対する謝金や印刷費にも未使用額が生じた。
青森県三戸学園への訪問旅費を中心に、岩手県内外の研究公開発表会への参加旅費、学会旅費に充てることを中心に、その後の関連文献等の購入費、消耗品費、謝金、研究成果印刷費にも充当していく予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 小中連携・一貫カリキュラムの総合的な学習の時間の現状と課題(2)2014

    • 著者名/発表者名
      田代高章
    • 雑誌名

      岩手大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要

      巻: 第13号 ページ: 105-117

  • [学会発表] 小中一貫の総合的学習カリキュラムの実践と課題 ―青森県東通村立東通小中学校「東通科」の事例を中心に―

    • 著者名/発表者名
      田代高章・石川博昭
    • 学会等名
      日本教育学会第72回大会
    • 発表場所
      一橋大学(東京都国立市)

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公開日: 2015-05-28  

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