本研究では,我々は理科が苦手とされる小学校の理科教員を対象に,地域のネットワークを活用した次のような理科教育への支援体制の構築を目指した。「人的物的な支援」,「教員の自主的な研修制度の構築」「学校周辺の教育資源を活用した教材の開発」 東日本大震災発生後に研究を開始したため,内容の多くを放射線教育が占めることになった。我々は協力者に対して,学校周辺に所在する公的機関,企業,社会教育施設等の活用を提案したところ、理科が苦手な教員たちは理科と地域の教育資源との関連に興味を持つようになり,理科の授業だけでなく他の授業でも同様の手法をとるようになった。
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