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2014 年度 実績報告書

持続可能な市民社会を構築する環境教育思想に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 23530996
研究機関岐阜大学

研究代表者

今村 光章  岐阜大学, 教育学部, 教授 (10300120)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
キーワード環境教育思想 / 環境思想 / 森のようちえん / 持続可能性のための教育 / 環境教育学の基礎
研究実績の概要

環境思想及び環境教育思想史研究として、先行研究の把握を行いながら、アルネ・ネス、アラン・ドレングソンらの『ディープ・エコロジー』、トランスパーソナル・エコロジーの文献、フィリップ・シャベコフの『環境主義』、ガタリの『三つのエコロジー』、政治的エコロジー関係文献、ベックらのリスク社会論などを検討した。
その結果、科学史的研究法に基づいて、持続可能性に関する研究がどのように発祥し、現在まで行われてきたのかについて例証できた。
さらに、環境教育思想に関しては、教育哲学を背景にするイギリスのマイケル・ボネットの“Retrieving Nature”と、アメリカの批判的環境教育学研究者であるチェスター・バワーズの一連の著作を検討し、現実的な環境教育のプログラムを考察できた。この研究成果は、すぐには論文とはならなかったが、今後、単著にまとめて出版する予定である。
なお、特に26年度は「持続可能な開発のための教育」と密接なかかわりを持つと思われる森のようちえん活動についても調査できた。市民活動の延長にある「森のようちえん」活動に焦点をあて、その思想的背景と実践についても研究ができた。こちらについては、4編の論文にまとめることができた。環境教育実践の裏付けの思想についても言及ができた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 4件)

  • [雑誌論文] なぜ幼児は「森のようちえん」で枝を拾うのか2015

    • 著者名/発表者名
      梶浦恭子・今村光章
    • 雑誌名

      環境教育

      巻: 24.3 ページ: 137-144

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 現代の学校教育の再考契機としての森のようちえんの意義2015

    • 著者名/発表者名
      今村光章
    • 雑誌名

      環境教育

      巻: 23・3 ページ: 4-16

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 行事型森のようちえんの現状と課題2015

    • 著者名/発表者名
      今村民子・今村光章
    • 雑誌名

      岐阜大学教育学部 研究報告

      巻: 17 ページ: 71-80

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 記述的エピソード法を用いた行事型森のようちえんの実践報告2014

    • 著者名/発表者名
      水谷亜由美・今村光章
    • 雑誌名

      岐阜大学教育学部 研究報告

      巻: 16 ページ: 51-60

    • オープンアクセス

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公開日: 2016-06-01  

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