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2013 年度 実施状況報告書

沖縄における小学校教員の職歴変化に関する基礎的研究―沖縄戦前後の「連続性」分析

研究課題

研究課題/領域番号 23531017
研究機関福岡県立大学

研究代表者

藤澤 健一  福岡県立大学, 人間社会学部, 准教授 (00301812)

研究分担者 近藤 健一郎  北海道大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (80291582)
キーワード教員史 / 教員団体 / 沖縄 / 教育政策 / 沖縄戦 / 小学校 / 初等学校 / 連続性
研究概要

本年度は、全体を四年間として構想した研究計画の第三年度に相当する。史料の調査研究においては、ひきつづき沖縄県公文書館、沖縄県立図書館、沖縄県教職員組合、石垣市立図書館、ならびに鹿児島県立奄美図書館、鹿児島県教職員組合奄美支部ほかで継続的に実施した。その際、対象としたのは、1945年以前に沖縄で小学校教員として勤務した経験をもつ人物の異動と移動にかかわる各種の史料である。このなかには公文書として作成されたもののほか、人事録や人名録などの資料がふくまれる。
これらの調査研究にもとづき、本科研のこれまでの研究成果をとりまとめ、研究代表の編著作として『沖縄の教師像-数量・組織・個体の近代史』榕樹書林、2014年3月を公刊した。また、おなじく本科研の研究成果として位置づけられる、沖縄県教育会機関誌『沖縄教育』の新出史料については、藤澤健一・近藤健一郎「追補遺 あらたに見出された『沖縄教育』に関する解説、ならびに総目次と附表にかかわる補正」(共同執筆)『復刻版 沖縄教育』第38巻、不二出版、2013年12月ほかとしておなじく公刊した。
他方、さらなる研究成果のとりまとめとして、本科研課題にもとづく著作を2015年に公刊することをめざし、共同研究者との打合せ、ならびに研究会を開催した。その際、付随して見出すことができた各種の新出史料について、公表することをあわせて確認した。当該史料については、おなじく2015年以降に復刻の上、公表を予定している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

刊行物として研究成果を公表することができたため、研究の目的はおおむね順調に進展したものとみなせる。

今後の研究の推進方策

基礎史料の収集については、おおむね完了の段階に達した。他方、その整理と分析については、依然、傾注すべき沃野をのこしている。これらは時間的な不足に因るものであり、研究計画の進行をみなおすことにつながるものではない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 九州沖縄八県連合教育会の研究2013

    • 著者名/発表者名
      藤澤健一
    • 雑誌名

      日本教育史研究

      巻: 32 ページ: 103 120

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 追補遺 あらたに見出された『沖縄教育』に関する解説、ならびに総目次と附表にかかわる補正2013

    • 著者名/発表者名
      藤澤健一・近藤健一郎
    • 雑誌名

      沖縄教育

      巻: 38 ページ: 1.11

  • [図書] 沖縄の教師像-数量・組織・個体の近代史2014

    • 著者名/発表者名
      藤澤健一
    • 総ページ数
      435
    • 出版者
      榕樹書林

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公開日: 2015-05-28  

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