研究課題
基盤研究(C)
本研究は主に次の3点を明らかにした。第一に、1997年にユネスコが採択した「現在の世代の未来世代に対する責任に関する宣言」とハンス・ヨナスの『責任という原理』の未来倫理を中心にして、その主張の論理を検討し、両者は異なった正当化原理を用いており、両者の間には責任の階層性と言うべきものがあることを示した。第二に、それを明確にするために「責任」概念の歴史的展開を検討し、責任概念の構造図式を提案し、この図式に基づいて、上記の階層性を考察し、それが責任規範(価値理論)の違いに由来することを示した。第三に、論法」の観点から分析しさまざまな「世代間正義論」の難点を認識した。
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Humanitas
巻: 第4号 ページ: 10–23
教育哲学研究
巻: 第108号 ページ: 21–40
巻: 第4号 ページ: 13–23
巻: 第3号 ページ: 13–29
論叢
巻: 第52巻 ページ: 103–122
ハルシオン
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教育文化政策研究
巻: 第2号 ページ: 11–22