本研究は、大学の教養教育において開発した学習モジュールを実践し、大学生のコミュニケーション能力の改善による主体性の獲得や向上を目的とした実証研究である。 効果の検証は、学習者の情意面、生活面および学修環境面のアンケート調査を実施した。また、Facebookを活用した協調学習や教育サポーターを活用した包括的学修支援を行った。協調学習や包括的学修支援は、学習モジュールを効果的に実施することができ、学習者のコミュニケーション能力をより高めた。その結果、学修の始発性や統制感、達成感を充実させ、ひいては学修の主体的な意欲という主体性向上への足場かけに有効性が見出せた。
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