カナダにおいては、通常の教育委員会の他に、別の地方教育行政機関を設置したり(フランス語系・カトリック系)、教育委員会内に特別委員会を設置したり(先住民)するなど、特定のマイノリティ・グループのニーズを反映させるための多様な仕組みが制度化されている。生徒の教育行政参加を制度化している州もいくつかある。 各学校には全州で保護者や地域住民、高校生レベルでは生徒が学校運営に参加するための組織である学校協議会が制度化されている。しかし学校教育の実体的側面に参加することには消極的であるなど、制度が想定した通りには機能していない例が多い。
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