研究課題
基盤研究(C)
感情的実践としての保育者の専門性について、特に保育者が子どもの自律的問題解決を促すために自らの感情を意図的に抑制する場面に焦点を当てて検討した。具体的には、日本の保育実践の映像を用いて、日米の保育者にインタビューを実施した。結果は次の通りである。(1)自らの感情を意図的に抑制する保育者の実践は、子どもに介入しないけれども関与しないわけではない「非介入的関与」である。(2)自らの感情を抑制しながらも保育者は、視線や表情を媒介として自らの感情を表出しており、それによって子どもは安心感を得ることができる。(3)子どもの自律性を促すために保育者は、問題状況を共有しながらも自らの感情をあえて抑制する。
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広島大学大学院教育学研究科紀要第三部(教育人間科学関連領域)
巻: 第60号(単著) ページ: 241-248
幼年教育研究年報(広島大学大学院教育学研究科附属幼年教育研究施設)
巻: 第33巻(共著:筆頭著者) ページ: 5-13
http://home.hiroshima-u.ac.jp/nakatsub/