妊娠約20週の妊婦に、母親の歌声、オルゴール音、CDなどによって音楽胎教を行ってもらい、出産後4日以内の新生児の脳内神経活動を計測した。また1年後の発達状況をアンケートと発達スケールによって調査した。 その結果、母親の歌声やオルゴール音については、神経活動が沈静化する傾向がある一方デジタル音では活性化する傾向が強かったが、個による相違も多く逆の例もあった。アンケート調査では、70%以上の母親が胎教の効果があったと感じており、夜泣きが少ないや子育てがしやすいなどの解答が多かった。発達スケールでは、音楽胎教を行った生活年齢1歳の乳児の発達年齢は平均1.2歳となり音楽胎教の効果が認められた。
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