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2013 年度 実績報告書

幼児向け環境教育施設の環境条件―スウェーデンの野外環境教育にならって―

研究課題

研究課題/領域番号 23531079
研究機関文京学院大学

研究代表者

森下 英美子  文京学院大学, 人間学部, 研究員 (40565545)

研究分担者 中山 智晴  文京学院大学, 人間学部, 教授 (70207950)
小栗 俊之  文京学院大学, 人間学部, 教授 (80306381)
酒井 聡一  文京学院大学, 人間学部, 非常勤講師 (90449322)
キーワード野外環境教育 / 環境条件 / 幼児 / ムッレ / スウェーデン / デンマーク / 科学教育
研究概要

幼児対象の野外教育には、スウェーデン発祥の「森のムッレ教室」とデンマーク発祥の「森のようちえん」がある。この二つの教育メソッドは、見学しているだけではその違いが見出せない程よく似た活動が展開されている。
筆者らは、これらの違いを明確にするために、スウェーデンにおける「森のムッレ教室」及びデンマークにおける「森のようちえん」の現地調査及びインタビューを実施した。スウェーデンでは、平成23年度に調査を行ったストックホルム近隣にある都市周辺の幼児教育施設ではなく、マルメの農業地帯を含む環境にある幼児教育施設にて調査を実施した。デンマークでは、ゲントフテ市にある広大な「シカ公園」をフィールドとしている幼児教育施設にて調査を実施した。
観察した幼児教育の様子には共通するものが多かった。しかし、保育士及び経営者へのインタビュー調査において、違いが明確にされた。スウェーデンの「森のムッレ教室」では、立地環境に重きを置くことなく幼児向け環境教育を展開する教育メソッドを重視していた。しかし、デンマークでは、立地環境が自然の中であることに重きを置き、豊かな自然環境のある立地環境が不可欠であるという考え方であった。
以上により、「森のムッレ教室」は自然の循環を伝える環境教育であり、「森のようちえん」は、生物多様性の高い自然環境の中での行動を伝える科学教育であることが示唆された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 「森のムッレ教室」と「森のようちえん」の共通点・相違点2014

    • 著者名/発表者名
      森下英美子
    • 学会等名
      日本環境教育学会
    • 発表場所
      法政大学
    • 年月日
      20140801-20140803
  • [学会発表] スウェーデンにおける幼児向け野外環境教育の特徴2013

    • 著者名/発表者名
      森下英美子・中山智晴・小栗俊之
    • 学会等名
      日本環境教育学会
    • 発表場所
      びわこ成蹊スポーツ大学
    • 年月日
      20130706-20130707

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公開日: 2015-05-28  

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