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2011 年度 実施状況報告書

学際的海洋教育の体系化研究

研究課題

研究課題/領域番号 23531109
研究機関東京大学

研究代表者

福島 朋彦  東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60543288)

研究分担者 岩崎 望  立正大学, 地球環境科学部, 教授 (20193724)
山中 亮一  徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 講師 (50361879)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード中華民国
研究概要

本研究の当初研究計画では、平成23年度には1)今日の海洋問題整理、2)分野横断的内容と連関性の整理を予定した。今日の海洋問題とは、国連海洋法条約の発効により海洋の新しい秩序が生み出した課題を意味するものである。すなわち、従来型の整理では解決し得ない領域横断的な課題と言い換えられる。本年度はこの今日的課題を、より具体的に示すため、官公庁等で発行する白書や業界団体の発行する資料および学術論文をもとに海洋問題をリストアップし、それらを従来型と今日型に区分し、さらに分野横断的視点から整理を試みた。この作業を通じて、概ね7系統の問題に集約されることが分かった(但し、今後の微修正の可能性は残る)。これらは広報資料として印刷配布している。他方、分野横断的内容の連関性については、前述のようにリストアップされた海洋問題のそれぞれのつながりについて連関図を作成しながら検討した。現在約20ケースの海洋問題を関連付けて図示している。しかしながら個々の問題の関連性については、主観的な判断が伴うものである。そこで客観性を保証するため、他分野の有識者のコメントを求めるとともに、海外動向調査を行い、本研究の位置付けを確認することとした。海外動向は、既存の文献による調査、直接資料を取り寄せた大学のシラバス分析および訪問・面談による調査を行った。直接資料を取り寄せたのはロードアイランド大学(米国)、訪問したのは中華民国の中山大学、国立海洋大学、台湾師範大学、海洋技術大学、国立体育大学とした。資料や面談結果については現在解析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

交付申請書に記した本年度の目標の一つ1)今日の海洋問題の整理、については概ね作業を終了することができた。ただし、全体の作業を終えた時点で、各分野の整合をとるうえで微調整が必要である。2)分野横断的問題の連関生の把握、については現在作業中であるが、当初の想定よりも多項目にわたることが判明し、50%の進捗にとどまっている。 一方で広報資料の制作については、次年度分を前倒しにして終了させた。

今後の研究の推進方策

本年度に積み残した、分野横断的問題の連関生の把握、について引き続き作業を進めることとし、本年度前半に終了させたい。交付申請書に記した本年度予定研究である、現場体験の有効性に関する検討、および検討結果の検証については、当初計画通り終了させることとしたい。

次年度の研究費の使用計画

旅費について: 海外大学の動向調査(研究分担者1名)、国内大学の動向調査(研究代表者および分担者2名)、国内有識者の面談調査(研究代表者および分担者2名)、研究代表者・分担者による作業会議(研究代表者および分担者2名:3回)その他: 広報資料の作成、資料の購入、消耗品の購入など

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 新しい海洋秩序に伴う学際的海洋教育2011

    • 著者名/発表者名
      福島朋彦・向井宏・末長芳美
    • 学会等名
      第22回海洋工学シンポジウム
    • 発表場所
      日本大学駿河台キャンパス(東京都)
    • 年月日
      2011年8月2日
  • [備考]

    • URL

      http://www.oa.u-tokyo.ac.jp/rashimban/list.html

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公開日: 2013-07-10  

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