本研究では大学生の国際社会への参加意欲を高め異文化への対応力強化を目標とし、異文化間活動力の項目を洗い出すと共に、グローバル人材育成プログラムを開発・実施した。 また、海外短期語学研修の参加者に質問紙・面接・観察調査を行い、派遣プログラムのどのような要素が成果につながるのかを量的・質的に分析した。その結果、1か月程度の語学研修でも視野の広がりや自信、主体性等に大きな伸びが見られ、人生経験として非常に有効であることが証明された。また、欧州等と比して日常的な異文化接触機会が少ない日本人学生は動機付けが難しく、今後オンライン等での接触機会を構築する必要性が見いだされた。
|