高等教育機関を卒業した女性の職業キャリア分化を規定する要因を明らかにするため、幼児教育・保育士を目指す首都圏の専門学校生や中京圏の短期大学の女子学生と中京圏の女子短期大学・女子大学を卒業した20-50歳の女性を対象に調査を行った。専門学校や短期大学の女子学生は、高校生までの家族の職業や職場環境と母親が仕事を続けるように勧めていたことが就業継続希望に影響を与えていた。 短大・大学を卒業した女性を対象に行った調査の結果、母親から仕事を続けるように勧められたり、子どもの頃に自然の中で遊んだ経験や部活動に熱心に取り組んだ経験がある場合、女性は結婚後も仕事を継続する傾向が明らかになった。
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