研究課題/領域番号 |
23531142
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
秋葉 昌樹 龍谷大学, 文学部, 教授 (30330020)
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キーワード | 学校臨床社会学 / 実践コミュニティ / 応用演劇 / 養護教諭 / エスノメソドロジー |
研究概要 |
前年度から応用演劇コミュニティにおける脚本ワークショップ及びフォーラムシアターの開催に関する実証的分析の第一次分析を行いつつあり(成果発表1件)、本年度には主に以下の2つの方向性で研究を進めた。第一に、応用演劇ワークショップを複数回実施したことに加え、ワークショップ参加者(主に学校勤務の養護教諭)とともに参加者らが校外でボランタリーに運営する実践コミュニティワークに共同参画したこと、第二に応用演劇ワークショップに基づくコミュニティのエスノメソッドへの省察的深化の可能性について理論的分析を行い、質的調査分析における応用演劇的アプローチの有効性を確認したことである。なお、後者の理論的分析については、シンポジウムおよび講演における成果発表4件、学会誌への論文執筆1件の形で成果が発表された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究実績の概要に記したとおり、大きな2つの柱のうち、いずれも年度当初に見込まれた進捗状況を達成していると考えられる。とりわけ、24年度に十分に達成され得なかった先行研究のレビューに関連して、理論的整理を進めた論文並びに口頭報告を複数回実施できた点からも、一定以上の成果を見ることができたものと考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度にあたる26年度には、研究を総括する意味で、ワークショップを共同開催する応用演劇アーティストや養護教諭コミュニティとの共同分析も含め、学校臨床社会学的研究における「応用演劇」的実践の有効性を実証的・理論的に定式化するための分析の深化を進め、教育社会学における質的研究分野への方法論的貢献を企図した作業を進めていきたい。成果発表に際しては海外ジャーナル等も視野に発表をしていきたいと考えている。
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次年度の研究費の使用計画 |
予定していた予算執行はほぼ満たしていたが、わずかに1000円以下(253円)の残額が生じてしまったため。 次年度の書類整理等の消耗品のための予算に組み込みつつ確実に消化することにしたいと考えている。
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