研究成果の概要 |
東日本大震災を後世に伝えていくために「3.11メモリアルプロジェクト」などを自治体等との協働で実施した.各種メディアを活用しプロジェクトワーク(PW)の実践を行い,メディアとしてのアートが社会の中で有用であることを明らかにしていった.またPWの実践を通して,今後のアートのあり方や防災,減災に繋がる芸術活動の可能性を考察した.世代を超え,震災の記憶を伝えることができ,結果的に防災や減災の意識が芽生え,今後の震災の際,助かる命もあるはずである.自然の脅威を後世に伝える社会装置としてのメディアを残す必要と義務が現代人にはあると考える.今回の実践を通して活動への賛同の輪は広がったと言える.
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