研究課題/領域番号 |
23531173
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
志村 喬 上越教育大学, 学校教育研究科(研究院), 准教授 (70345544)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 国際情報交流 / アイルランド / イギリス / 北アイルランド / 社会科教育 / 地理教育 |
研究概要 |
初年度である平成23年度は,アイルランド及び北アイルランドを主研究対象地域とし,次のような研究を行った。(1)アイルランド及び北アイルランドの社会系教科教育に関する文献・教材資料の収集と,現地調査の打ち合わせ。(2)これまでの研究成果を基にしたアイルランドの社会系教科教育・地理教育に関する発表を,日本地理教育学会大会で,アイルランド国立大学メイヌース校(アイルランド唯一の公立教育大学)地理教育担当研究者Dr.S.Waddingtonと連名で実施した。(3)北アイルランドに関しては,アルスター大学地理教育学研究室(コールレーン)のDr.C.Lindaをカウンターパートにした現地調査を9月末に遂行し,現地学校訪問を含む情報収集・研究交流を行った。(4)それまでの研究成果を,日本地理学会学術大会及び日本社会科教育学会全国大会で口頭発表するとともに,関連論文・書籍で活用し,学会・社会へ成果還元を図った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画に沿った文献調査・現地調査・学会発表等を行ったため。
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今後の研究の推進方策 |
ヨーロッパ大陸諸国の動向を射程にいれながら,スコットランド及びウェールズを主対象地域として研究を進め,最終年度はイングランドを含めて総合的考察を行う。大陸諸国を視野に入れるのは,アイルランド,北アイルランドの調査結果から,イングランドだけではなく大陸諸国との親和性・影響が推察されたからである。具体的には,次の項目で進める。(1)関係諸国・地域の情報収集と研究交流の推進。(2)スコットランドにおける教育研究・教員養成の拠点校もしくは社会系研究組織を拠点とした現地調査の遂行。(3)現在イングランドの大学所属であるが,出身地・卒業大学ともウェールズであり,ウェールズとイングランドの社会系教科教育に関する比較研究論文(Sustainable Development and Global Citizenship: The ‘New Agenda’ for geographical education in England and Wales,in J.C-K. Lee and M. Williams eds. (2006) :Environmental and Geographical Education for sustainability)があるとともに,研究交流を進めてきたDr.A.Morganとの研究交流の推進。(4)それまでの研究成果の国内学会発表や公表,並びに上記(3)を基軸にした次年度(最終年度)の研究遂行の準備。
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次年度の研究費の使用計画 |
2年目の24年度は次のような研究計画に基づく使用となる予定である。(1)4月~8月:スコットランド及び大陸諸国の社会系教科教育に関する文献・教材資料の収集と,現地調査の打ち合わせ。(2)8~9月:スコットランド及び大陸諸国に関する現地調査(3)10月~3月現地収集データの整理・分析と成果の学会発表(中間発表,日本国内)(4)10月~3月:上記中間報告内容の再検討,並びに次年度以降の研究のための文献・教材資料の収集及び現地共同研究者との交流・調整
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