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2013 年度 実績報告書

地歴科世界史における問題探究型学習モデルの開発とワークショップ活用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23531174
研究機関共立女子大学

研究代表者

田尻 信一  共立女子大学, 家政学部, 教授 (10436800)

キーワード地理歴史科世界史 / 問題探究型学習 / ワークショップ / 世界史の単元開発 / 教員研修の運営
研究概要

新学習指導要領に基づく教育課程(平成23年4月から施行)では、改善事項として、思考力・判断力・表現力の育成と言語活動の充実があげられた。申請者は、今日のグローバル化や多文化化の進展に対応し思考力・判断力・表現力の育成と言語活動の充実を目指した学習方法を「問題探究型学習」と呼ぶ。本研究では、「問題探究型学習」モデル開発のための研究と、最終年度にその普及をはかるための現職教員や教職を目指す学生を対象とした参加型実践的研修会の開催を目的としている。
「問題探究型学習」モデル開発の研究成果として、申請者は、平成24年に福井憲彦・田尻信壹編著『歴史的思考力を伸ばす世界史授業デザイン』(明治図書)、平成25年に田尻信壹著『探究的世界史学習の創造』(梓出版社)を上梓した。また学術論文として、田尻信壹著「ESDと世界史教育」(『社会科教育研究』113、平成23年)、田尻信壹著「単元『黒死病』と14世紀の構想」(『新地理』61-1、平成25年)等を発表した。刊行本については、現・前勤務地の関東・北陸地区の公立図書館に寄贈・献本した。
最終年度(平成25年度)には、新潟県高教研歴史分科会(8月23日)、長野県社会科研修講座(11月29日)、埼玉歴史研究会(平成26年3月8日)で教員研修の講師を務めた。また、参加型実践的研修会として、JICA横浜海外移住資料館(横浜市)で教職を目指す学生を対象とした「博物館を活用した地歴科教材開発のワークショップ」を企画し開催した(11月17日)。さらに新潟市万代市民会館(新潟市)において、新潟県内の高校教員に呼び掛けて「世界史教育研究会」を企画し主催して、考える世界史授業の実践事例の提案を行った(平成26年2月16日)。「世界史教育研究会」の活動については、「新潟日報」朝刊(地元新聞)にその活動が紹介された(2月17日)。以上の研究成果より、本研究は当初の目的をほぼ達成できたといえる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 3件)

  • [雑誌論文] グローバル時代の幼児教育に求められる教材・教具―文化多様性に親しむ実物教材に着目して―2014

    • 著者名/発表者名
      福山文子・田尻信壹
    • 雑誌名

      共立女子大学家政学部紀要

      巻: 60 ページ: 141-153

  • [学会発表] 世界史教育の(歴史教育)の課題―新学習指導要領の施行の中で―

    • 著者名/発表者名
      田尻信壹
    • 学会等名
      新潟県高校教育研究会地歴公民部会歴史分科会
    • 発表場所
      新潟市新潟会館
    • 招待講演
  • [学会発表] 地歴科世界史学習における資料を活用した歴史的思考力育成

    • 著者名/発表者名
      田尻信壹
    • 学会等名
      長野県社会科研修講座「これからの歴史教育」
    • 発表場所
      長野県総合教育センター
    • 招待講演
  • [学会発表] 「黒死病と14世紀の世界」―世界史B「空間軸からみる諸地域世界」の世界史単元開発―

    • 著者名/発表者名
      田尻信壹
    • 学会等名
      埼玉歴史研究会
    • 発表場所
      埼玉県教育会館
    • 招待講演

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公開日: 2015-05-28  

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