研究成果の概要 |
本研究は,子どもの社会的思考力・判断の発達に関する縦断的調査を通して, 発達を促進する社会科授業モデルを開発することを目的とする。分析結果より,中学生の社会的思考力・判断力は,学年進行に伴って高くなり,特に2年生から3年生にかけて伸長する傾向が見られること,社会的思考力・判断力を構成する5つの能力(事実判断力,帰納的推論能力,演繹的推論能力,社会的判断力,批判的思考力)は独立しているのではなく,相互に関連していることが明らかになった。そこで,中学生を対象とした実験的授業を行った。その結果をもとにして, 子どもの社会的思考力・判断力の発達を促進する社会科授業モデルを開発した。
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