平成25年度は、テーマに基づいて以下の研究を行い、結果を「研究成果報告書〈II〉」にまとめた。 1.「形成的アセスメント成立の諸条件の考察(2)―秋田県、秋田市、フィンランドの教育から見えてくるもの―」(丸山忠璋) 学級規模の縮小化の問題のほか、形成的アセスメントを成立させるための条件整備を積極的に進めている地域について状況を調査し考察した。 2.「鑑賞指導の学習評価の充実のためのネットワークを介した研究の試み」(山﨑正彦) 音楽鑑賞の評価をめぐって、小学校の音楽教師4名とネットワークを介した相互情報交換を行い、学習評価方法の質を高めることを試みた。 3.「「学び続ける教師像」を目指すPDCAサイクルの活用―平成20年度からの科研費研究のまとめとして―」(森田恭子) 音楽の学習評価に関して、教員養成課程において学生に有効なPDCAサイクルの指導のあり方を研究した。 4.「形成的アセスメントの6要素による音楽科授業改革―教育学的背景に基づく考察―」(丸山忠璋) 先行する教育学の知見を援用しつつ、形成的アセスメントに基づく音楽科授業改革の方向性を探った。
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