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2011 年度 実施状況報告書

視覚障害児童・生徒の歩行指導における教員の連携に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23531291
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

芝田 裕一  兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (30379515)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード視覚障害 / 歩行指導 / 盲学校
研究概要

本研究は、視覚障害児童・生徒の歩行に対するニーズに応えるため、盲学校における歩行指導において、歩行訓練士と非専門教員の連携に関して、非専門教員に対する必要な研修の内容と方法、実際の連携の進め方を含む総合的なあり方を明らかにすることを目的としている。平成23年度の研究は以下の4点が対象であった。(1)非専門教員に対する研修会の内容・方法に関する検討会の実施、(2)研究協力者の在籍する盲学校において非専門教員への研修会の実施、(3)歩行訓練士と非専門教員との連携のあり方の検討会の実施、(4)研究代表者による研究協力者の在籍する盲学校の状況視察。 (1)の検討会は、6月18日、8月2日、2月4日と計3回、大阪市立視覚特別支援学校において、毎回ほぼ全員の研究協力者の参加により実施された。 (2)の研修会、(3)の連携については、9名の研究協力者(盲学校等教員)により、各盲学校等において研修会をモニターとなった受講者(非専門教員)を対象として試行された。その内容、課題、あり方、連携の模索などが上記の3回の検討会において報告された。研修会は今年度の目標からみて一定の成果があったが、今後の主な課題として、対象受講者(非専門教員)の選定、研修時間の確保、研修の前提となる考え方や方法などについての基本的な知識の習得、研修内容(マニュアル)の検討、指導テキストの選定、指導体制の確立、連携の具体性の検討などがあげられた。 (4)の状況視察は、盲学校1校を訪問したが、多くはメールと電話により行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究代表者の指示のもと、研究協力者が精力的に本研究に取り組んでいること、検討会が3回開催されたこと、本研究の目的にそった具体的な連携の骨格が初年度の目標どおりに見えてきていること、などがその理由である。

今後の研究の推進方策

当初の予定どおり以下のように進める。 平成24年度は、昨年度と同様、(1)検討会の実施、(2)非専門教員への研修会の実施、(3)連携のあり方の検討会の実施、(4)状況視察を行い、さらに、(5)連携のあり方の実践を加えることで研修の内容・方法の確立へすすめていく。 平成25年度は、当初の計画どおり、研修の内容・方法・連携のあり方の確立、シンポジウムの開催、関連冊子の作成と配付を行う。

次年度の研究費の使用計画

ビデオカメラやデジタルカメラを購入し、研修会の様子をビジュアルな状態で記録することで、検討会、さらに平成25年度に実施するシンポジウムなどの資料とする。旅費は、昨年度同様、検討会の開催、研究協力者の盲学校等へ他の研究協力者とともに訪問して実施されている研修会などの視察と検討、研究代表者が研究協力者の在籍する盲学校以外の盲学校の歩行指導や連携の状況の視察などに使用する。以上が主な研究費の使用計画である。

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公開日: 2013-07-10  

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