本研究では教職志望の学生を対象にクリッカ-(反応収集提示装置)分析による可視化資料を活用して学生の行動観察力を高めさせる実践を進めた。 研究の結果、我々が開発した「関係力育成プログラム」による学生の実践を対象にしたクリッカ-による評価に関する研究ではその評価の有効性が明らかにされた。また、クリッカーを活用した臨床観察実習の研究では、この学習の有効性を「意図的観察」「個人内一貫性」「他者の視点への気づき」の3点から明らかにした。さらに、学生たちによる関係力育成プログラムによるロールプレィの体験に関する研究では行動観察力を高めていくプロセスがクリッカーによる分析によって明らかにされた。
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