研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は,発達障害者の方がむしろ優れている課題を発見することによって,発達障害者の職域の拡大を支援することにあった。そのために非臨床群の大学生を対象とした二つの実験的なアナログ研究が行われた。二つの別々な研究結果からは,ある種のエラーの発見にはADHD傾向者の方がむしろ優れていることが共通して確認された。この結果は,とくにADHD傾向者は,校正作業を含む職業に適している可能性を示唆していた。
障害者の心理学