コンピュータで、近似数値ではなく、正確な値あるいは数式などを求める計算を、総じて、数式処理という。アソシエーションスキームは統計学の実験計画法のデザインの1つであるが、群をきわめて自然に一般化した普遍的な性質をあわせ持つため、様々な数学との関連が明かされている。その分類にはコンピュータが必要で、その研究から発展して、置換群の数式処理や組合せ論などに関する研究成果を得た。 上記スキームの一般化に対する数式処理の応用として、可移とは限らない置換群に対する正規化群および共役性計算の高速化の研究を行った。また、群からは得られないが2重可移群と類似のスキームを構成していくつかの組合せデザインを得た。
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