中心電荷24の正則頂点作用素代数の構成及び分類問題は大きな未解決問題の一つである。1993年に71個の存在が予言され、1996年までにそのうちの39個の存在が示されていた。 本研究において、枠付頂点作用素代数の理論と軌道体構成法を用いることで新たに9個の構成に成功した。同時期に他の研究者によって構成された11個と合わせて、合計で59個の存在が確定した。この成果によって、71個の構成に向けて大きく前進をした。また、枠付の仮定の下で、中心電荷 24 の正則頂点作用素代数が丁度56個存在することを証明し、分類問題の解決に向けた成果をだした。
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