研究概要 |
本研究では,以下 (1)~(3) の成果が得られた:(1) $n$ 複素変数,$n$ 複素パラメタを持つ(2重)Shintani ゼータ関数に対して,複素パラメタが減少・増大するときそれぞれの場合について,その完全漸近展開を確立した;(2) 2複素変数を持つ(2重)正則 Eisenstein 級数に対して,の basis parameter $z_j$ $(j=1,2)$ の相互距離 $|z_2-z_1$ が,増大・減少するときのそれぞれの場合について,その完全漸近展開を確立した;(3) ある種の重み付き多重 $q$ 積分・$q$ 微分に対して,$q\to1$ のときの完全漸近展開を確立した.
|