ホップ代数の方法を応用して、スーパー代数群、非可換torsor、ピカール・ヴェシオ理論の研究を行った。スーパー代数群に関し、(i) スーパー代数群Gをその閉スーパー部分群Hで割って得られる商層G/Hがスーパー・スキームであること(A. Zubkovとの共同研究)、(ii) ハリッシュ・チャンドラ対とスーパー代数群の間に圏同値が存在すること等、基本的な結果を得た。また非可換torsorを用いた代数の変形(P. Guillot, C. Kasselとの共同研究)、ホップ代数を用いたピカール・ヴェシオ理論の研究(柳川信との共同研究)を行った。
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