研究概要 |
平成24年11月5日から10日まで、東京農工大学において、Workshop on free divisors and differential equationsを主催した。外国から6名の参加者があり、また19の講演があった。中でも主催者の1人であるロシアの研究者A. G. Aleksandrov氏については、11月はじめから20日間東京農工大学に招待して、研究上の打ち合わせをした。また参加者の一人であるLuis Narvaez-Macarro教授とは研究上の交流のため、平成25年3月に約10日間、同氏の所属するスペインのセビリア大学に訪問した。セビリア大学では、セミナーにおいて、自由因子とパンルベ第6方程式の代数関数解との関係についての研究成果を発表した。以上の研究活動の他に、3編の論文を論文集等に投稿し、いずれも受理されるか、発表されている。 (1) The discriminant of the reflection group of type D4 and holonomic systems with singularities along its zero locus, Proc. 19th ICFIDCAA, Hiroshima 2011, Tohoku Univ. Press, Sendai (2013), 223-235. (2) Saito free divisors in four dimensional affine space and reflection groups of rank four. (3) Holonomic systems of differential equations of rank two with singularities along Saito free divisors of simple type.
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