研究課題
本研究は信号(関数)に対してウェーブレット変換などの積分変換を行い、その変換像の時間周波数情報を用いて信号源を分離する研究である。昨年度より信号が球面上にある場合の信号源の分離について考察することを始めた。昨年度は一般の次元の球面上の関数のガボール変換像に対して、我々の既知の研究成果を活用しその特徴付けを行ったが、一般の次元では分かり難い点が多々あった。そこで今年度はより詳しい情報を得るために、まず2次元と3次元の球面上の関数について考察を行った。一般の次元を扱う場合と異なり具体的な計算が可能になると思われたからである。そして、2014年7月13日から16日まで蘭州の Crowne Plaza ホテルで開催されたIEEE主催の国際会議”International Conference on Wavelet Analysis and Pattern Recognition” に参加して、7月15日に”Gabor transformation on the circle”の題で研究発表を行った。研究発表の内容は2次元の球面、すなわち、円周上の関数に対するガボール変換像の特徴付けに関するもので、その講演内容は、IEEE の論文集 ”Proceedings of the 2014 International Conference on Wavelet Analysis and Pattern Recognition”に掲載されている。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (1件)
Current Trends in Analysis and its Applications, Proceedings of the 9th ISAAC Congress, Krakow 2013, Springer.
巻: なし ページ: 451-458
10.1007/978-3-319-12577-0_50
Proceedings of the 2014 International Conference on Wavelet Analysis and Pattern Recognition
巻: なし ページ: 122-126
10.1109/ICWAPR.2014.6961302