研究概要 |
各種作用素平均のノルム比較の為, 平均のある種の比として得られる関数の正定値性を調べる必要がある。Fourier変換を書き下す事により, (Bochnerの定理に基づき)この理論に現れる多くの比の正定値性の判定結果を蓄積した。また, Fourier変換の計算が不可能な場合でも, 更に強い性質である無限分割可能性を調べる事により, 多くの比の正定値性の判定が実行できた。これらの判定結果及びその作用素平均の理論への応用を論文として発表した。 このような正定値性判定結果が, 量子情報理論における完全正写像の研究に有用であることが分かったので, この分野の専門家と研究を行い, 共著論文を発表した。
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