研究課題
基盤研究(C)
フォンノイマンは量子力学の数学的基礎づけにヒルベルト空間上の作用素の理論をあて、その展開と解釈を発表した。その後、おそらく無限自由度の量子力学を想定して、いわゆる作用素環の理論を始めたといわれるが、その物理学への応用には言及しなかった。これは、第二次大戦終結前後において、ゲリファント・ナイマルクとシーゲルによってCスター環の理論が形式化され物理学の枠組みとしての正当性が主張されることによって、結実した。この研究はこの考えに沿って、時間発展としてのCスター環上の流れを研究するものである。そのなかでも量子物理学モデルにあらわれるものと想定される内部近似的なもの、それより広い準対角的なものを調べた。
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