研究課題
基盤研究(C)
軌道同士の振舞いに関する局所的な条件から,軌道の存在確率密度に関する大域的な性質を導く手法を研究した.特に,いくつかの力学系に対して次のことを示した:互いに異なる軌道の組に対して,一方の軌道の近くから他方の軌道の近くに移動する別の軌道がある,という局所的条件が成立するならば,(1) 存在確率密度は一意的に決まる.また,(2) 有限時間での軌道の存在確率密度と,無限に時間が経過した軌道の存在確率密度との差は,エントロピーとポテンシャルという2つの値を用いて評価できる.
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (9件)
J. Math. Anal. Appl
巻: 414 ページ: 546-552
10.1016/j.jmaa.2014.01.023
Dyn. Syst
巻: 33, no. 7 ページ: 2991-3009
10.3934/dcds.2013.33.2991
Discrete and Cont. Dynamic. Systems
巻: 33 ページ: 1451-1476
10.3934/dcds.2013.33.1451
Topology Appl
巻: 158, no. 4 ページ: 627-635
10.1016/j.topol.2010.12.011