連携研究者の石毛和弘氏と共同で,主に線形放物型方程式の解の時間大域的挙動について研究を行った.この研究においては,定常状態を記述する楕円型方程式の正値解の性質が,時間大域的挙動に大きな影響を及ぼすことを見いだし,主要な結果は Journal of Functional Analysis 誌に2012年度に発表した.そのほか,関連する時間大域的挙動についての成果も,外国学術雑誌にて公表した.また,球面,もしくは双曲空間上の楕円型方程式の解の性質についても解明を行い,その成果も外国学術論文誌にて発表した.
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