ウォーキングテクニカラーで予言した複合ヒッグス粒子としての「テクニディラトン」の性質を「はしご近似」および「ホログラフィー」に基づいて研究し、LHC実験で発見されたヒッグス粒子がテクニディラトンと同定できることを示した。さらに今後発見されるであろう他の複合粒子「テクニパイオン」、「テクニロー」の性質を明らかにし、H27年再開のLHCでの検証に備えた。さらに格子ゲージ理論における計算機シミュレーションで、SU(3)ゲージ理論のフレーバー数8の理論がウォーキングテクニカラーの候補であること、さらにこの理論がテクニディラトンの候補としての軽い複合スカラー粒子をもつことを世界に先駆けて発見した。
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