継続時間の長いガンマ線バーストLGRBのみに成立すると考えられていた米徳関係式が継続時間の短いSGRBに対しても成立する事を発見した。この関係式の相関係数は0.98で偶然に成立する確率は10万分の1程度である。この関係式を使い、72個の明るいSGRBの赤方偏移を決定して、SGRBの発生率が地球の近傍で最低年間Mpc立方内で1000万分の1である事を導いた。SGRBは我が国のKAGRA等の重力波の検出器の最重要なターゲットで、上のSGRBの発生率を元に、重力波の検出数が最低でも年間4イベント程度、多い場合は600イベント程度期待出来る事を予想できた。そして、早ければ2015年にも検出される。
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