研究課題
基盤研究(C)
原子核の陽子数及び中性子数が魔法数になる領域では核子が閉殻形成するため非常に安定になる。このような安定な領域では原子核内の微小な効果が見やすくなる。これまで安定核が中心だった研究を中性子過剰領域に進め、中性子過剰二重魔法数原子核48Ca近傍での原子核の電磁気構造を調べるため短寿命核49Sc(半減期57分)の磁気モーメントをオンライン低温核偏極法で測定した。得られた結果と原子核理論計算との比較から中性子過剰な48Ca近傍における理論計算の妥当性及び安定な二重閉殻近傍殻での理論の精密化の必要性を示した。
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Physical Review Letters
巻: 109 ページ: 032504
10.1103/PhysRevLett.109.032504