現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
h-YbFO薄膜の研究に関しては、半年早く目標を達成し、論文発表にまでこぎつける事ができた。この成果は2012年発行のJ. Phys. Soc. Japan2月号に8ページのregular paperとして掲載された。Hayato IIDA, Takuro KOIZUMI, Yoshiaki UESU, Kay KOHN, Naoshi IKEDA, Shigeo MORI, Raphael HAUMONT, Pierre-Eumeric JANOLIN, Jean-Michel KIAT, Mamoru FUKUNAGA, and Yukio NODA、"Ferroelectricity and Ferrimagnetism of Hexagonal YbFeO3 Thin Films", J. Phys. Soc. Jpn. 81 (2012) 024719 現在並行して人工超格子BaTiO3/BaFeO3(BaTO/BaFO)の創成とそのマルチフェロイック特性の解明に取り組んでおり、来年度に向けての具体的な目標が明確になってきている。さらにLlNbO3/LiTaO3(LN/LT)超格子薄膜、および新強誘電体薄膜(PbSn)TiO3(PST)を作成し、強誘電特性、非線形光学特性を測定中で、今までに報告された事の無い基礎、応用両面で重要と思われる結果が得られている。
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