研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は,所属研究室で開発した世界的に最高輝度を持ったヘリウム準安定原子源にスピン偏極機能を付加し,電子分光測定に応用することにある.幅広い表面系にこの電子分光法を適用し,特にフェルミ準位近傍の価電子におけるスピン状態を調べた.特にカリウム添加ジベンゾペンタセン薄膜にこの分光手法を適用し,ギャップ準位と呼ばれる,その表面磁性を大きく支配する電子状態が新たに出現することが明らかになった.また,カリウム添加量によって系全体で反強磁性的なスピン配置をとる場合があることが示唆された.
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (8件) 備考 (1件)
Phys.Chem.Chem.Phys
巻: 14 巻 ページ: 4101-4108
巻: 14 巻 ページ: 15229-15608
http://maildbs.c.u-tokyo.ac.jp/~masuda/index.html