研究課題
基盤研究(C)
複数のスピンが基本単位となる複雑な磁性体(複合スピン系)では、これまでと異なった理論が必要である。そこで、そのような部分を基本単位として捉え、複雑なスピン構造を形状因子に反映させることで、それをあたかも一つの原子のように取り扱える方法を考案した。この形状因子は複合スピンがもつ多極子の性質を反映しており、この理論を具体的な磁性体に適用して中性子散乱を定量的に解析できる理論を提出した。また、磁性イオンが置かれている環境によって、スピンに依存する電気分極が発生する場合がある。この点についても考察し、具体的な磁性体において、スピンによる四極子が存在し、その間に相互作用が働いていることを明らかにした。
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