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スピングラスを持つスピネル及び，ホイスラー化合物について熱力学的測定法により，詳しく調べた．フェリ磁性FeCr2S4の低温軌道秩序相において，磁場誘起磁気相転移を発見した．スピネルCuCrZrS4のスピン凍結温度が圧力増加とともに上昇することを見出した．これは圧力を加える事で四面体構造に由来する磁気的フラストレーション強度が増強されたためと考えられる．比熱とAndreev反射法によりホイスラー化合物Ru2-xFexCrSiのmajority spin バンドとminority spin バンドのフェルミレベルにおける状態密度のx依存性を求めた．
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