研究課題
基盤研究(C)
単層カーボンナノチューブ(SWCNT)には、その構造により金属型と半導体型が存在する。従来の核磁気共鳴(NMR)による研究は、金属型と半導体型のSWCNTが混合したバンドル試料について行われてきた。本研究では、密度勾配超遠心法にて分離した金属型と半導体型SWCNTバンドルの13C NMRスペクトルの観測にはじめて成功し、それら両者のスペクトルに違いがあることを明らかにした。さらに、この違いは金属型と半導体型でのナイトシフトや環電流によるシフトの寄与で矛盾なく説明できることを示した。また、C60フラーレン分子を内包したSWCNTから2層CNTへの変換過程についても知見を得た。
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